私には、いつでもどこでも思いついたら即メモしたいという要求が ある。 アイディア、気になる言葉、TODO、買いたいもの、時刻表、URL など、ふとメモしたくなることはいろいろある。 しかし、これまで使ってきたメモ帳はどれもしっくりこなかった。
2001年2月、銀座の伊東屋で、 名刺サイズで短辺綴じの鉛筆付きメモ帳を手に入れた(写真)。 DAIGO の 「鉛筆付縦開き手帳 (A1040, A1041)」(※) というメモ帳で、 「ビジネスマン必見 速攻メモの決定版」なんてコピーが書かれて いる。 値段は500円とちょっと高めだが、なかなか使い心地が良い。
※現在は売られていません。同等のは 「縦型鉛筆付すぐメモ (B3436)」 です。(2014年6月追記)
このメモ帳は、 「常に持ち歩き思いついたことをその場でメモする」 という、私の望む携帯メモ帳の使い方を実現できる特徴を持っている。 それは、
の四つである。 それぞれの特徴の重要さについて詳しく解説し、 この携帯メモ帳のすばらしさを多くの人にお伝えしたい。
ペンと紙が一体になっているという特徴は、 携帯メモ帳としては必須である。 いざメモしようというときの、トラブルは、 たいてい「ペンがない!」か「紙がない!」である。 このトラブルを避けるには、ペンと紙を常に一まとめにすれば良い。
一時期、PCカード用のケースにポストイットを格納し、 メモ帳として使っていた(写真)。 これと短めのシャーペンをペアにしてポケットに入れていた。 なかなか良かったのだが、ときどきペンが紛失してしまう。 あるとき、トイレ(大)で良いアイディアを思いついたのに メモ帳だけあってペンがなかったため、非常に悔しい思いをした。
メモ帳に、ペンの収まり場所がないと、はなればなれになってしま うのは仕方がない。しっかり、まとめる仕組みが必要なのである。
この点、この携帯メモ帳はばっちりである。 しかも、メモ帳を開かないかぎり、ペンが落ちない(引っかかる)という 細かい気くばりもありがたい。
携帯メモ帳を肌身離さず携帯するには、 最大でも服の胸ポケットのサイズでなければならない。
ズボンのポケットだと潰れしまうので嫌だ。 スーツの内ポケットだと結構大きいメモ帳が入るけど、 常にスーツ着てる訳でもないからダメ。 カバンに入れるなんて問題外 (パームとかザウルスといったPDAがはやってるけど、 あんな大きくて重いもの肌身離さず持ち歩けない)。
ともかく、この携帯メモ帳は、 名刺サイズでコンパクトだし、重さもたったの数十グラムだ。 この軽快さが肌身離さず携帯するためのポイントである。
問題は、「夏」。ティーシャツなんか着ると、携帯メモ帳を入れる 場所がなくなってしまう。 そのときは、泣く泣くズボンのポケットに入れるか、 ポケット付きのティーシャツ(写真)なんかどうでしょう? 私は冷房冷え症で夏でも長袖だからあんまり心配しなくていいや。
開いたままにしておけるという特徴は、メモ帳を語る際に、 これまであまり重要視されてこなかった。なんということだ。
例えば、メモした内容をコンピュータに入力して保存するかもしれ ない。また、別の紙に清書するかも知れない。 このような場合、メモ帳を机の上で開いたままにできなければ 不便このうえない。
さて、この携帯メモ帳は、 短辺綴じなので自然に閉じようとする力がそれほど強くなく、 開いたままにできる。 そうはいってもやはり自然に閉じてしまうこともあるが、 軽いおもしで対応できる。
一方、一般的な長辺綴じの手帳は、閉じる力が強い。 おもしをのっけておいても、 それをおしのけて勝手に閉じてしまいイライラさせる。 同じ名刺サイズの長辺綴じの手帳も売っていたが(150円安かった)、 小さいこともあり閉じる力が強過ぎてよろしくなかった。
一枚一枚がバラバラのメモは、紛失しやすい。これは困る。
一時期、キングジムのスキットメモというメモ帳を使っていた (写真)。 これは、名刺サイズのカードを入れるプラスチックのケースで、 定期入れのように上面に四角い穴が空いていて、 そこからカードにメモするという仕掛けである。 これは、常にメモ帳が開いているという状態に相当するので、 かなり便利であった。
しかし、一枚一枚がバラバラのカードにメモするため、 昔のメモがすぐにどっか行ってしまうという問題が発生した。 基本的には、メモしたカードは、ケースの一番下に挿入すれば良い のだが、入れにくいし、ちょっと前にメモしたことを参照するのに も不便であった。こういう懸念があると、ケースの一番下への挿入 という作業を怠りがちになってしまうのだ。
そういうわけで、やはりメモ帳は綴じてある方が良い。
というわけで、 携帯メモ帳としての四つの条件 「ペンと紙が一体化されている」「小さくて軽い」「開いたままに しておける」「ノートのように綴じてある」 を満たしているこのメモ帳、 かなり気に入っているので、今度伊東屋に行った際には、 買い占めてしまおうかと考えている。 この文書を読んで、気になった方は、 早めに購入することをお勧めする。
手帳の帯についてた解説を写真にとってみました (写メールで接写したのでちょっとぼやけてますが)。 分かりやすいのが良いですね。
貴方がピン!と来たとき | 胸ポケットに入って・・・ | 手のひらに収まり・・・ | 更に鉛筆付! |
と、いうすぐメモに便利な手帳です。 |
「いつでもど こでもメモしたい - 関連情報」に、 このメモ帳に関連した情報をまとめてみました。 せっかくですので、ぜひ御覧下さい。