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ペン付きメモ帳活用のヒント


はじめに

3年半前に 「いつでもどこでもメモしたい」 というページで紹介した DAIGO の鉛筆付縦開き手帳(A1040,A1041)を、 実際に私がどう活用しているかを紹介します。 この手帳(メモ帳)は、 胸ポケットに入るサイズで鉛筆も付いていて、 まさにいつでもどこでもメモができるというメモ魔必携の優れものです。 このページ、何か気がついたらちょくちょく更新していく予定です。 みなさまのメモ生活に貢献できれば幸いです。

目次

ヒント

転記

胸ポケット手帳へのメモは、 すぐに電子ファイルに転記するのが基本です。 あくまでも仮の記録としてとらえています。

転記したら、線を引いたり、ぬりつぶしたりして、 転記済みであることを表現しておきます。 「んーと、これ転記したっけ?」などの、余計な悩みがなくなります。 汚くなりますが、そんなことを気にしてはいけません。 実用優先です。 あと、ぬりつぶすときに「やりとげたぞ!完了したぞ!」という快感も得られます。

見直し

ささっとメモるときは、単語だけにします。 あとで補完しながら転記すれば良いのですから。 しかし、出先だったりしてすぐに転記できないときもあります。 そうなると単語だけのメモだと、 後で見たときになんのことやらわからなくなってしまうのです。 TODO っぽいものは良いのですが、 複数の単語羅列でアイディアをメモったときは要注意です。 数日後、ふと見ると、 そのとき何を考えていたのかまったく不明だったりします (体験談)。 悲しくなります。

そういうときは、空き時間にメモを見直して、 単語を文にしておくのが良いでしょう。 このためにも、余白に余裕を持ってメモを取るのが良いです。

あと、ちょっとでも漢字が分からなかったらカナで書いてしまうようにしています。 書かないと漢字を忘れちゃうから、と言って、 がんばって思い出そうとすると、何をメモしようと思ったのか忘れがちです。 本末転倒。

ちびポストイット

書き込めるページをすぐ開けるように、 ポストイットをメモ帳の栞がわりに使っています。 紐付きの手帳って便利ですけど、まあその紐代わりということで。

何年か前に 「ちびポストイットを使おう」 というページで、小さい付箋(ちびポストイット)を紹介しました。 これは本を読むときに気になった箇所をマークしておくのに便利で、 重宝しています。 私はメモ帳を、ちびポストイットを携帯するための道具としても活用しています。 「胸ポケット手帳=ちびポストイットステーション」ということで。 いつでもどこでもちびポストイット。

適所適材

会議、講義、講演のメモにはやっぱり大きい紙の方が便利です。 私は A4 サイズの紙 (プリンタの反故紙) を 100 円ショップで買った クリップボードで使うことが多いです。 普通のノートもよく使います。

胸ポケット手帳はこれらの書きやすい道具を忘れたとき、 使えないとき、とっさのときなどに使うようにしています。 「講義用ノートを忘れたってこれがあるさ」と言った、安心感が重要かと思います。

ペン

付属の鉛筆は予備だと思っています。 普段はそこらへんにある別のペンや、 胸に差してるペンで書き込むことが多いです。 ペンがなくてもこの鉛筆があるから大丈夫、という安心感が重要だと思います。

メモ用のペンですが、 キャップ付きやひねって先を出すペンは、 書くまでのアクション数が増えますし、 両手が必要になる(がんばれば不要かも)のであまり使いません。 ノック式のものが良いですね。

参考:メモ帳用のペン

TODO 管理

胸ポケット手帳は、 ちょっとしたアイディアのメモがメインですが、 TODO 管理にも利用したりします。 しかし、ページが進んでしまうと、 前の方に書いた TODO は埋もれてしまいがちです。 「すぐやる TODO」ならば問題ないのですが、 中期長期の TODO 管理には向きません。

そこで、私は、名刺サイズのポストイットを手帳に張りつけて、 それに中期長期の TODO を書いて使っています。 ポストイットなので、いろいろ移動できて便利。 後の方のページに数枚いつでも使えるように用意しています。

ボナ植木著 「書斎がいらないマジック整理術」 では、TODO はメモ帳の反対側に書き込むという方法が紹介されています。 普通のメモはメモ帳の先頭ページから記入していき、 TODO 項目はメモ帳をひっくりかえして裏側のページから記入していきます。 1冊のメモ帳が「メモ」と「TODO 管理」の両用途で独立して利用できます。

スケジュール管理

このメモ帳でのスケジュール管理は、まあ無理でしょう。

私は、2年ほど胸ポケットスケジュール帳を使っていました。 PILOT の「週間計画 / WEEKLY NO.7」という製品です。100 円です。 新宿の東急ハンズで入手しました。 胸ポケットに入るサイズ、 見開き 2 週間、胸ポケット手帳と同じく 短辺閉じです。 各ページの角がちぎれるので、現在の週が簡単に開けます。 その後、同じくPILOTの「月間計画 / MONTHLY NO.4」(150円) に移行しました(写真)。 これは見開き一ヶ月で、他は週間のものと同じです。
FUJITSU FLX3AW 自分で日付や国民の休日を書き込まなきゃならないのが面倒ではありますが、 まあ、テレビでも見ながら書き込めば良いでしょう。 このスケジュール帳は、記入スペースが小さいので、 あまり細かい予定を管理するのには向きません。 とはいえ、予定がそれほど多くない場合はこれ1冊で十分です。 最近は、細かい予定が増えてきたのでPDAを試しています。 PDA本体は重いので常時携帯は難しいですが、 カレンダースケジュールを印刷して持ち歩いたりしてなんとかやっています。

お金と手帳

昔読んだ手帳関連の本にこんなことが書いてありました。 手帳に1万円札をはさんでおき、 裏表紙に連絡先と 「この手帳は私にとっては大事なものです。 下記住所までこの手帳を送ってください。 このお金はお礼としてさしあげます。」 といったメッセージを書いておく。 紛失したときに戻ってくるようにする策だそうです。 お金自体は、いざというときに自分でも使えますし、一石二鳥ですね。

私の場合は、 メモ帳の内容はすぐに転記することが前提ですので、 なくしてもそれほどはダメージは受けません。 というわけで、へそくりとして 1000 円札を隠しているだけです。 この前もお金をおろしわすれて手持ちの現金が危なくなったときに活躍しました。 たった 1000 円だけど、助かります。 しかし、こういうことを公表すると、手帳あやうし!? って、1000 円くらいで心配すること無いかな。 ところで、 やぎコラム (2003.1.29 wed 1:54) にこんな記述がありました。

むかし使っていた超整理手帳の使い方に「カバーの裏側に1万円札を1枚入れておくと緊急時に便利です」と書いてあった。実践してみたが、あっという間に使ってしまった。そして使ったことをすぐに忘れる。 深夜まで飲んでいて、手帳の1万円があるから大丈夫、なんて思って手帳を見たら1万円がない。がーん。 そんなことが3回ぐらい続き、僕には整理とかそれ以前になにか欠落しているものがあるのでは?と落ち込んだ。

陥りやすい罠です。気をつけねば。

メモけち病

けちけちしないことが重要です。 大きな字、余白はたっぷりで使っても良いのです。 もったいと思うとなかなかメモできない「メモけち病」になります。 それじゃ、なんのためのメモ帳なのか分かりません。 対処療法として、大胆に 1 ページ 1 項目で使うのも良いかもしれません。

私も初めのうちはこの「メモけち病」だったのですが、 最近はそこそこ克服しています (さすがに、1 ページ、1 項目はやりませんが)。 克服のために、最初の 1 ページ目に「けちけちしない」と 大きく書いておいたのが効いたのかもしれません。

日付

メモに日付を入れておくのは、後で見かえすときに重要ですし、 「メモ術」の基本でもあります。 しかし、胸ポケット手帳は仮の記録のためのものと考えているので、 ときどき日付を入れるだけです。 書くたびに日付を入れるとなると、 「今日は何日だったっけ? むむむ」などど思い出すのに手間取るときがあって、 肝心なメモしようと思っていた内容を忘れちゃうかも (経験談)。 「すぐにメモして、すぐに処理する」 という方針ならば日付記入にこだわらなくても良いと思います。

とはいえ、使い始めには必ず最初のページに年月日を記入するようにしています。 「これ、いつのメモ帳だっけ?」というのを防げるように。

いろんなメモ帳を使ってみる

この DAIGO の以外にもペン付きメモ帳はいろいろあります。 「いつでもどこでもメモしたい - 関連情報」 というページでいくつか紹介しています。 安いメモ帳で自作もできます( 「ペンホルダー付きメモ帳を作る」をご覧下さい)。

私は DAIGO のがベストとは思っているのですが、 視野を広げるためにときどき他のメモ帳も使っています。 ここ何ヶ月かは 無印良品「ダブルリングメモ・ペン付」(白, 399円)を使っていました。 ポケットに入れるときにちょっとペンがひっかかったり、 メモ帳自体にポケットがないのでお札や名刺を入れられないなどの気になる点もありますが、 「いつでもどこでもメモ」としてはなかなか良い感じです。

主張の一貫性も大切ですが、それに固執しすぎるのは良くないかと。 常によりよいものを求めて行きたいと思っています。 ということで、これからも、一つの製品に安住せずに新たなメモ帳を試していきます。


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